脱湿水分量と露点
★圧縮空気の露点について
空気中の水蒸気になっている水分量を表示する方法としては相対湿度、露点等ありますが、一般的に圧縮空気の場合は露点で表示されます。露点とは空気中の水蒸気が 温度の低下により水として存在するようになった時の温度を言い、加圧下露点、大気圧下露点の表示方法があります。

★脱湿空気の露点
  流入する圧縮空気を0.7MPaG、40℃とすると水蒸気分圧は、水蒸気圧表より
      Ps(40)= 8.8×10-3 (MPa) ; 40℃飽和
  この圧縮空気を大気圧まで減圧させると          
      Ps(X)=Ps(40)×0.1/(Pin+0.1) (Pin:MPa
          = 8.8×10-3 ×0.1/(0.7+0.1) =1.1×10−3   (MPa)
 となり、これは、圧縮空気も大気圧空気も水蒸気圧は同じであり、露点は同じのため、 相対湿度約  13%、露点約+6℃の乾燥空気(吸着剤による脱湿を除く)が得られます。

★脱湿水分量
脱湿水分量は、以下の【圧力下露点−大気圧露点換算表】、【飽和水蒸気圧表】を使用し計算
(次ページ)により求めます。
  



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